シート名ごとに合計を表示するシートがあります。
合計値を表示する場合。通常は合計値のアドレスを「参照先シート名!参照先アドレス」の形で指定する必要があります。
ただ、この方法だとオートフィルやコピーした際に参照先シート名を自動的に変えることができません。なのでシート名だけ入力し直す必要があります。
大量にある場合はいちいち直すのが面倒ですよね?
今回は、セルに入力されたシート名を参照先にする方法を紹介します。
参照方法
通常の場合
以下の数式を使用することで、セルに入力されたシート名を参照できます。
=INDIRECT(参照先シート名が記載されたセル & "!" & "参照先アドレス")
例
=INDIRECT(A2 & "!" & "A6")
オートフィルを使用して参照先アドレスを変更可能にする場合
オートフィルで参照先アドレスを動的に変えたい場合は、以下の数式を使用します。
参照先が1セルのみ
=INDIRECT(参照先シート名が記載されたセル & "!"& ADDRESS(ROW(参照先アドレス),COLUMN(参照先アドレス)))
例
=INDIRECT($A$2&"!" & ADDRESS(ROW(A3),COLUMN(A3)))
参照先が連続している場合
=INDIRECT(参照先シート名が記載されたセル & "!" & ADDRESS(ROW(参照先の開始アドレス),COLUMN(参照先の開始アドレス)) & ":" & ADDRESS(ROW(参照先の終了アドレス),COLUMN(参照先の終了アドレス)))
例
=INDIRECT($A$2 &"!" & ADDRESS(ROW(A3),COLUMN(A3)) & ":" & ADDRESS(ROW(A5),COLUMN(A5)))