DualSense(プレステ5に標準で付属するコントローラ)をSwitchやPCのXinput対応ゲームで使うために、「MAGIC-S PRO 2」というコントローラ変換器を購入しました。
この変換器は以下の機能を持っています。
- PS4 . Switch . macOS . Windows . Raspberry Pi. PS3 . ネオジオミニ. SNK NEOGEO Arcade Stick PRO . PSクラシックミニ . SEGA Genesis Mini . SEGA Mega Drive Mini . Sega Astro City Miniなどの複数のゲーム機に対応可能
- Switchで使用する場合はDualSense/DUALSHOCK 4のジャイロを使える
- 有線と無線両対応
- 自動認識に対応
今回はこの変換アダプタでMAGIC-S PRO 2をSwitch/PCで使う方法や、感想について紹介していきたいと思います。
内容物と外観
内容物
MAGIC-S PRO 2
USB TypeC変換アダプタ
説明書
外観
パッケージ
外観
DualSenseをペアリングする
MAGIC-S PRO 2をゲーム機/PCに接続した状態でペアリングを行います。
有線の場合
1.DualSenseをMAGIC-S PRO 2に接続します。
2.DualSenseのライトバーが青色に点灯して振動すれば接続完了です。
ワイヤレスの場合
未ペアリングの場合
MAGIC-S PRO 2に初めて接続する場合や、他の機器にワイヤレスで接続した場合はペアリングが必要になります。
1.MAGIC-S PRO 2の側面ボタンを一回押し、ペアリングモードに移行します。
2.DualSenseのPSボタンとクリエイトボタンをライトバーが高速で点灯するまで同時に長押し
します。
DualSenseのライトバーが青色に点灯して振動すれば接続完了です。
ペアリング済みの場合
DualSenseのPSボタンを一回押し、ライトバーが青色に点灯して振動すれば接続完了です。
Switchで使用する場合の使い方
MAGIC-NS本体を接続する。
MAGIC-S PRO 2をSwitchへ接続します。
Switchをドックに接続する場合と、Switchの携帯モード/Switch Liteで使用する場合で二通りの接続方法があります。
SwitchをDockに接続している場合
1.MAGIC-NSをSwitchドックのUSBポートに差し込みます。
Switchの携帯モード/Switch Liteで使用する場合。
1.Switch本体をスタンド(ケーブルが通せるタイプの物)に立て掛けた状態で、USB TypeC変換アダプタを接続します。
2.変換アダプタにMAGIC-NSを接続します。
Switch本体の設定を変更する
Switch Proモードで使用する場合は、そのままでは認識しないので以下の方法で設定を変更する必要があります。
設定の変更方法
1.HOMEメニューの設定を開きます。
2.コントローラーとセンサーを開きます。
3.「Proコントローラの有線通信」を「ON」にします。
4.「OK」を押します。
変換時のキーアサイン
変換時のキーアサインは以下の通りになります。
変換前 | 変換後 |
方向キー | 十字ボタン |
×ボタン | Aボタン |
○ボタン | Bボタン |
△ボタン | Xボタン |
□ボタン | Yボタン |
R1ボタン | Rボタン |
L1ボタン | Lボタン |
R2ボタン | ZRボタン |
L2ボタン | ZLボタン |
右スティック/R3ボタン | Rスティック/Rスティックボタン |
左スティック/L3ボタン | Lスティック/Lスティックボタン |
クリエイトボタン | -ボタン |
オプションボタン | +ボタン |
タッチパッド | キャプチャボタン |
PSボタン | HOMEボタン |
PCで使用する場合の使い方
Xinputの場合
PC本体に接続するだけでOKです。
DirectInputの場合
PCにMAGIC-NSを接続した状態で以下の操作を行います。
1.MAGIC-NSの側面ボタンを、3-5秒ほど長押してモードを切り替えます。
インジケーターLEDランプの色が黄色になるまでモード切替を繰り返します。
変換時のキーアサイン
変換時のキーアサインはDirectInputモード、Xinputモード共に以下の通りになります。
Xinputモードは有線時のみ振動機能に対応しています。
DirectInput
変換前 | 変換後 |
方向キー | ハットスイッチ |
×ボタン | 2ボタン |
○ボタン | 3ボタン |
△ボタン | 4ボタン |
□ボタン | 1ボタン |
R1ボタン | 6ボタン |
L1ボタン | 5ボタン |
R2ボタン | 8ボタン |
L2ボタン | 7ボタン |
右スティック/R3ボタン | XY軸/12ボタン |
左スティック/L3ボタン | Z軸/11ボタン |
クリエイトボタン | 9ボタン |
オプションボタン | 10ボタン |
タッチパッド | 割り当てなし |
PSボタン | 13ボタン |
ミュートボタン | 割り当てなし |
Xinput
変換前 | 変換後 |
方向キー | 方向パッド |
×ボタン | Aボタン |
○ボタン | Bボタン |
△ボタン | Yボタン |
□ボタン | Xボタン |
R1ボタン | RBボタン |
L1ボタン | LBボタン |
R2ボタン | 右トリガー(アナログ認識) |
L2ボタン | 左トリガー(アナログ認識) |
右スティック/R3ボタン | 右スティック/右スティックボタン |
左スティック/L3ボタン | 左スティック/左スティックボタン |
クリエイトボタン | Backボタン |
オプションボタン | STARTボタン |
タッチパッド | 割り当てなし |
PSボタン | Xboxボタン |
ミュートボタン | 割り当てなし |
使用してみた感想
良い点
TypeCへ変換するアダプタがついてくる。
買ってすぐにSwitchの携帯モードやSwitch Liteでも使えます。
ジャイロ操作に対応している。
ジャイロ対応コントローラ(DualSense/DUALSHOCK 4)を接続した場合のみですが、ジャイロ操作が利用できます。
スイッチの電源をONにできる。(条件付き)
公式では非対応と書かれていますが、有線LANアダプタ経由でインターネットに接続されている場合のみ、コントローラからSwitchの電源を入れられます。
やり方は、HOMEボタンを5~6秒ほど長押しするだけでOKです。
有線接続でも変換できる
有線でコントローラを接続できるので、無線だと不安定な環境でも安心してゲームをプレイできます。
いまいちな点
ゲームによっては振動機能が不快に感じることがある
HD振動を多用するゲームだと、振動が強さが気になって不快に感じることがあります。
HD振動を無理やり変換しているので仕方ないのかもしれません。
気になる方は以下の方法で振動機能をOFFにすることをおすすめします。
振動機能をOFFにする方法
Switchの設定を変更し振動機能をOFFにする方法(全コントローラー共通)
注意
Switchに接続されているコントローラー全ての振動がOFFになります。
HOMEメニューの設定を開きます。
コントローラーとセンサーを開きます。
「コントローラの振動」をOFFにします。
ゲームごとに振動設定をOFFにする。
振動が不快に感じるゲームのみOFFにします。
設定の変更方法についてはゲームの電子説明書等を参照してみてください。
DirectInputモードへの切り替えが面倒
PCに接続すると自動的にXinputモードに変更されるため、DirectInputモードに切り替える必要があります。この操作を接続するたびに行う必要があるのが面倒です。
まとめ
自動的に対応したモードに切り替えてくれる機能のおかげで、ゲーム機やPCで同じコントローラを使いまわしやすいです。
また、Switchで使用した場合のみジャイロと振動機能に対応できるので、純正プロコンが使いづらい方にもおすすめできるかと思います。
ただ、DirectInputしか対応していないゲームをプレイする方は、接続するたびにモードを切り替える必要があるのが難点です。